ビューのしくみ

フィルタルールを理解する

目次

フィルタはビューの中核で、どのタスクを表示するかを決めます。各フィルタルールは、フィールドを演算子で値と比較します。ルールはいくつでも組み合わせられます。

フィルタルールの構成

フィールド      演算子      値
────────────    ────────    ────────────
期限日          次以前      @today+3d
ステータス      次と一致    アクティブ
期限切れ        次と一致    はい

各行は1つの文として読めます。たとえば1行目は「期限日が今日から3日後以前である」という意味です。フィールド、演算子、値はフィルタエディタ(詳細モード)で選択します。ビューのファイルには、同じルールが技術的な名前で保存されます(例:due_date · lte · @today+3d)。下の表には両方を記載しています。

フィールド一覧

フィールドのメニューは3つのグループに分かれています。フィールド、仮想フィールド、そして作成している場合はカスタム属性です。

フィールド

フィールド キー 意味
タイトル title タスクのタイトル
ステータス status アクティブ、待機中、保留中、完了、中止、いつか、およびレビュー待ちと質問(AIエージェントからの返却)
担当 assigned_to 人間またはAI
委任 delegation 実行、下書き、確認
仕様 spec_status 下書きまたはエージェント準備完了
返却への対応 handback_reply 返却に対する自分の最新の対応:受け入れ済み、手直し、回答済み、自分で引き受け済み、中止
期限日 due_date 期限日
実行日 do_date タスクに取り組む予定の日
マイルストーン milestone タスクのマイルストーン
待機対象 waiting_for 自由記述:タスクが誰または何を待っているか
タグ tags 有効なタグ。プロジェクトとマイルストーンから継承したタグも含みます(詳しくは下記)
作成者/完了者 created_by / completed_by 人間またはAI
完了日 completed_date 完了した日付
作成日時/変更日時 created / modified ファイルのタイムスタンプ
並び順 sequence_order リスト内でのタスクの位置

仮想フィールド(計算)

これらのフィールドはファイルには保存されず、ほかのフィールドから計算されます。キーは@で始まります。

フィールド キー 意味
着手可能 @is_available タスクがアクティブで、延期されておらず、プロジェクトもアクティブ。順次プロジェクトでは最初のアクティブなタスクのみ
次のアクション(プロジェクト) @is_project_next プロジェクトの次のアクション。マイルストーンをまたいで判定します(次のアクションのみを参照)
次のアクション(マイルストーン) @is_milestone_next マイルストーンごとの次のアクション
期限切れ @is_overdue タスクがアクティブで、期限が過ぎている。時刻があればその時刻から、なければ翌日から
今日が期限 @is_due_today 期限日が今日
今週が期限 @is_due_this_week 期限日が今週にある
エージェントからの返却 @is_handback AIエージェントがタスクを返却した(レビュー待ちまたは質問)
待機中 @is_waiting ステータスが待機中
繰り返し @is_recurring 繰り返しタスクである
インボックス内 @is_inbox タスクがインボックスにある
単独タスク @is_single タスクがプロジェクトに属さず、エリアまたはフォルダにある
期限日あり/実行日あり @has_due_date / @has_do_date 日付が設定されている
仕様あり @has_spec タスクに仕様がある
マイルストーンあり @has_milestone タスクがマイルストーンにある
期限までの日数 @days_until_due 期限までの日数(負の値=期限切れ、空=日付なし)
プロジェクト/マイルストーン/エリア/フォルダ @project_title / @milestone_title / @area_name / @folder_name それぞれの所属先の名前
タスクのタグ @task_tags タスクに直接設定されたタグのみ

タグとタスクのタグ:タグフィールドは有効なタグ(タスク+プロジェクト+マイルストーン)を判定し、さらにタグの階層も考慮します。親タグを指定すると、その子タグの付いたタスクもすべて見つかります。タスクに直接設定されたタグだけを判定したい場合は、タスクのタグを使います。

ビューのファイルでは、ビューのエンジンはさらにproject、area、folder、defer_date(延期日)、@effective_tagsも理解します。AIエージェントがビューを直接書く場合に便利です。

カスタム属性

設定でカスタム属性を定義している場合、フィールドのメニューのカスタム属性に表示されます。ビューのYAMLではattributes.キーという名前になります。たとえばattributes.client(演算子次と一致、値ACME)や、@todayのような日付式を使うattributes.acceptanceです。並べ替えとグループ分けでも属性を使えます。

演算子

どの演算子が選べるかは、フィールドによって異なります。どのフィールドにも、さらに空であると空ではない(値なし)があります。

フィールドの種類 エディタの演算子 キー
テキスト 次と一致、次と一致しない、次を含む、次を含まない(大文字と小文字は区別しない) eq, neq, contains, not_contains
日付 次と一致、次と一致しない、次より後、次以降、次より前、次以前 eq, neq, gt, gte, lt, lte
数値 次と一致、次と一致しない、次より大きい、次以上、次より小さい、次以下 eq, neq, gt, gte, lt, lte
選択(ステータス、担当など) 次と一致、次と一致しない eq, neq
はい/いいえ(期限切れなど) 次と一致で値ははいまたはいいえ eq
タグ、タスクのタグ 次のいずれかを含む、次をすべて含む、次のいずれも含まない any_of, all_of, none_of
空かどうかの判定 空である、空ではない is_empty, is_not_empty

ビューのファイルでは、さらにstarts_with(次で始まる、大文字と小文字は区別しない)も使えます。

日付式

日付のフィルタでは、固定の日付(2026-03-01)の代わりに動的な式を値として入力できます。式はビューを実行するたびに計算し直されます。

特定の日

式 意味
@today 今日
@tomorrow 明日
@yesterday 昨日
@today+Nd / @today-Nd 今日からN日後/N日前(例:@today+3d)
@today+Nw / @today-Nw 今日からN週間後/N週間前
@today+Nm / @today-Nm 今日からNか月後/Nか月前

期間

式 意味
@this_week 今週
@next_week 来週
@this_month 今月
@next_7d 今日から7日後まで
@next_30d 今日から30日後まで
@past_7d 7日前から今日まで

期間は演算子次と一致と組み合わせて使います。Appは、日付がその期間内(開始日と終了日を含む)にあるかどうかを確認します。週の始まりの曜日は、デバイスの地域の設定に従います(日本では日曜日)。

例:今後3日以内が期限のタスク: フィールド期限日、演算子次以前、値@today+3d。これで、今後3日以内に期限が来るものがすべて表示されます。期限切れのものも含まれます。

ルールを組み合わせる

各フィルタグループの先頭で、ルールの組み合わせ方を選びます。

組み合わせ キー 意味
すべての条件に一致 all AND:すべてのルールに一致する必要がある
いずれかの条件に一致 any OR:少なくとも1つのルールに一致する必要がある
どの条件にも一致しない none NOT:どのルールにも一致してはならない

条件で条件を追加し、サブグループで入れ子のグループを追加します。たとえば、ANDグループの中にORグループを作れます。

例:今日の重要なタスク: すべての条件に一致: - 着手可能がはいと一致 - サブグループ(いずれかの条件に一致): - 今日が期限がはいと一致 - 期限切れがはいと一致

結果:今日が期限か、すでに期限切れになっている着手可能なタスクだけが表示されます。

シンプルモードと詳細モード

シンプル:クイック設定の今日、期限切れ、待機中、アクティブのボタンで、フィルタ、グループ分け、並べ替えを一度に設定します。その下で、個別に選ぶこともできます。

  • タスク:すべて、アクティブ、今日が期限、期限切れ、待機中、インボックス
  • グループ分け:なし、プロジェクト、エリア、フォルダ、ステータス
  • 並べ替え:期限日、実行日(それぞれ昇順)、作成日時、変更日時(それぞれ降順)、または手動

詳細:フィルタのツリーを自分で組み立て、ビューをセクションに分けます。セクションは名前の付いた区分で、それぞれが独自のフィルタ、並べ替え、グループ分けを持ちます。セクションを追加でセクションを追加します。セクションごとに、さらに次のオプションがあります。

オプション 効果
アイコン セクション名の横に表示する記号
プロジェクトごとの最大タスク数 プロジェクトごとに、指定した数までのタスクを表示します
空のときは非表示 該当するものがないあいだは、セクションを表示しません
最初は折りたたむ セクションを折りたたんだ状態で表示します

セクションのフィルタがタグを1つだけ判定している場合、そうしたセクション間でタスクをドラッグしてタグを付け替えられます(ドラッグ&ドロップで整理し直すを参照)。

セクションとボード:ボード、マルチビュー、ダッシュボードでは、セクションと詳細フィルタは使われません。これらの表示形式に切り替えると、セクションはなくなります。