比較

カスタムビューとAIエージェントを備えたThings 3の代替

Things 3、OmniFocus、Appleのリマインダーは、Macでよく知られたToDoアプリです。カスタムビュー、オープンなデータ形式、AIエージェントとの共同作業が欲しくてThings 3の代替を探しているなら、ここでTandemLoopとの客観的な比較を紹介します。

Things、OmniFocus、リマインダーの違い

3つのAppはどれもMac、iPhone、iPadで動き、それぞれ根強い支持者がいます。それには理由があります。ただ、ToDoアプリがどこまで構造を求めるべきかについて、考え方が異なります。

Things 3:すっきりして速い

Cultured CodeのThingsは、タスクをエリア、プロジェクト、見出しで整理し、インボックス、今日、近日予定、いつかという決まったリストで表示します。カレンダーの予定は「今日」と「近日予定」に直接表示されます。落ち着いたデザインと、とても速い入力で知られています。プラットフォームごとの買い切りで、Things Cloudによる同期は価格に含まれ、無料のアカウントが必要です。

OmniFocus:作り込んだシステムのための道具

The Omni GroupのOmniFocusは、本格的なシステム向けに設計されています。プロジェクト、タグ、カレンダーの予定を含む予測、組み込みのレビュー、そしてPro版ではカスタムパースペクティブ、つまり自分で定義するビュー。Omni Automation(JavaScript)で多くのことを自動化できます。Mac、iPhone、iPad、Apple Watch、Vision Pro向けのAppのほかに、サブスクリプションが必要なWeb版もあります。

Appleのリマインダー:最初から入っていて、いつもそこにある

リマインダーはすべてのAppleのデバイスに入っていて、iCloudで同期します。セクション付きのリスト、タグ、フィルタ付きのスマートリスト、カラム表示、そして項目をほかの人に割り当てられる共有リストに対応しています。Apple Intelligenceを使えば、必要に応じてリマインダーを自動でセクションに分けることもできます。

ThingsなどのAppでAppleユーザが物足りなく感じること

こうしたAppをしばらく使っていると、たいてい次の3つのどれかにぶつかります。

  • カスタムビュー。Thingsのリストは決まっています。たとえば特定の顧客について今後2週間に期限が来るものをすべて見たいなら、毎回手で絞り込みます。OmniFocusではパースペクティブでこれができますが、Pro版だけです。
  • オープンなデータ形式。Thingsは独自のデータベースに、リマインダーはiCloudに、OmniFocusはOmni Sync Serverか自前のWebDAVサーバで同期する独自のファイルにデータを保存します。ほかのツールからタスクにアクセスするには、書き出し、スクリプト、ショートカットを使うしかありません。
  • AIエージェントとの共同作業。Claude Code、Codex、Cursorと作業しているなら、今はタスクをチャットにコピーし、結果を貼り戻しています。2026年秋以降、ThingsとOmniFocusは新しいSiriから使えるようになり、リマインダーは入力と整理にApple Intelligenceを使い、OmniFocusはOmni Automationを通じてAppleの言語モデルも取り込んでいます。ただ、3つのどのAppも、プロジェクトからタスクを引き受けて完了させ、結果をタスクに返すエージェントは想定していません。

Things 3の代替を比較

この表では、TandemLoopをThings 3、OmniFocus 4、Appleのリマインダーと並べています。料金と機能は2026年10月時点、各開発元の公式サイトとドイツのApp Storeによるものです。ほかの通貨での価格はApp Storeに表示されます。

TandemLoopThings 3OmniFocus 4リマインダー
デバイスMac、iPad、iPhoneMac、iPhone、iPad、Apple Watch、Vision ProMac、iPhone、iPad、Apple Watch、Vision Pro、Web(サブスクリプションで)iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、iCloud.com
料金サブスクリプション:月額4.99ユーロまたは年額49.99ユーロ、1か月無料プラットフォームごとの買い切り:Mac 59.99ユーロ、iPhone 9.99ユーロ、iPad 22.99ユーロApp Store:Standard 79.99ユーロ、Pro 179.99ユーロの買い切り。開発元からのサブスクリプションもあり最初から入っている
同期iCloud Drive、アカウント不要Things Cloud、無料アカウントOmni Sync Server(アカウント)または自前のWebDAVサーバiCloud
データ形式フォルダ内のオープンなテキストファイル独自のデータベース独自のデータベースファイルiCloud内、ファイルへのアクセスなし
カスタムビューフィルタ、グループ、並べ替えを備えたビュー決まったリスト、タグで絞り込みカスタムパースペクティブ(Pro)フィルタ付きのスマートリスト
ボード/かんばんありなし発表済み、未提供カラム表示
AIと自動化AIは非搭載。ファイルにアクセスできるエージェントが直接隣で作業URLスキーム、AppleScript、ショートカット、Siri、Appleの作文ツールOmni Automation、AppleScript、ショートカット、Siri、Appleの言語モデルショートカット、Siri、Apple Intelligence
書き出し不要。ファイルは誰でも開けるデータベースファイル、印刷Mac:CSV、HTML、テキスト、バックアップ。iOS:CSV印刷
共有リストなし。チーム向けのツールではないなしなしあり。iCloudユーザと

決まったリストではなく、カスタムビュー

TandemLoopには、従わなければならない決まったリストはありません。ビューは、すべてのエリアとプロジェクトから、自分のルールに従ってタスクを集めます。ステータス、期限日、タグ、担当、「顧客」のようなカスタムフィールド。フィルタはAND、OR、NOTで組み合わせられ、日付フィルタは「今後14日以内が期限」のように今日を基準にします。

各ビューは、リスト、表、ボード、アジェンダ、カレンダー、マルチビュー、ダッシュボードの7つの表示形式のどれかを使います。こうして同じタスクが、あるプロジェクトのかんばんボードにも、1週間のアジェンダにも、未完了のものすべてを表示する週次レビューのビューにもなります。Mac、iPad、iPhone向けのToDoアプリのすべての機能は、機能紹介のページで説明しています。

ビュー

今後2週間のためのビュー

すべてのプロジェクトから、今後14日以内に期限が来るアクティブなものを、アジェンダとして表示します。期限日が変わると、タスクは該当するグループに移ります。
今後2週間ビュー
アジェンダステータスがアクティブ今後14日以内が期限インボックスを含める所属プロジェクトを表示

今日

レッスン1を収録するオンライン講座人間

今週

レッスン2の台本を書くオンライン講座 · 下書きAI
講座プラットフォームへのアクセスを確認オンライン講座人間

来週

電気工事業者との打ち合わせキッチンの改装人間

データはiCloud Driveに

TandemLoopはすべてをiCloud Drive内のフォルダに保存し、Mac、iPad、iPhoneは同じ状態を見ます。TandemLoopのアカウントも、独自のサーバも、データ収集もありません。フォルダはTime Machineでバックアップされ、サブスクリプションが終了しても、すべてのデータは閲覧専用モードで見られます。その代わり、同期はiCloudだけで、Google DriveやOneDriveには対応していません。

エージェントが隣で作業

すべてがテキストなので、Claude Code、Codex、Cursor、Gemini CLIなど、ファイルにアクセスできるAIエージェントであれば、プラグインもAPIもなしに隣で作業できます。TandemLoopはデータフォルダにエージェント向けの指示を置いています。そこには、エージェントがタスクをどう扱うかが書かれています。

日々の使い方はこうです。タスクをエージェントに割り当てると、エージェントはそれを完了させ、結果をタスクに添付します。承認や登録など、自分にしかできないことが必要なら、自分宛てのタスクを作成します。インボックスを片付け、項目をプロジェクトに振り分け、週次レビューを準備します。受け渡しの具体的なしくみは、AIエージェントとタスクを共有のページで紹介しています。

双方向

自分が仕事を渡し、エージェントが仕事を返す

どちらも同じプロジェクトで作業します。エージェントが何をしたか、自分から何を必要としているかは、チャット履歴ではなくタスクにあります。
自分が依頼プロジェクト「オンライン講座」

インボックスを処理して、今回のセッションで残った項目をプロジェクトにタスクとして追加してください。

インボックスを処理する5件を振り分け · 優先順位を2件提案AI
レッスン1の確認問題を作る新規 · セッションからAI
レッスン2の補足PDFをデザインする新規 · セッションからAI

ThingsやOmniFocusのほうが合う人

TandemLoopが誰にとってもよりよい選択とは限りません。次のどれかが大事なら、今のAppを使い続けてください。

  • Things 3が合うのは、ビューを設定せずに使える買い切りのシンプルなAppが欲しく、タスクに取り組むエージェントを必要としない場合です。ThingsはApple WatchとVision Proにも対応していますが、TandemLoopは対応していません。
  • OmniFocusが合うのは、予測と組み込みのレビューを使った作り込んだGTDシステムを運用している場合、WindowsのPCのブラウザからタスクにアクセスしたい場合、自前のWebDAVサーバでデータを同期したい場合です。
  • Appleのリマインダーで十分なのは、主に買い物リストや個別のリマインドを管理する場合や、家族や友人とリストを共有する場合です。TandemLoopは共有リストのためのツールではありません。

TandemLoopが合うのは、AIエージェントと作業し、自分で一覧を作り、タスクを手元に置いておきたい場合です。WindowsやAndroidも使うなら、比較記事Todoistの代替でクロスプラットフォームのAppを取り上げています。

ThingsやOmniFocusからの乗り換え

TandemLoopにはインポート機能がありません。OmniFocusはMacでCSVに書き出せ、Thingsはデータをデータベースファイルとしてバックアップします。エージェントに書き出しファイルを読ませ、項目をプロジェクトとタスクとして作成させることができます。その後、すべてのフィールドが正しく移ったかをAppで確認します。リマインダーの小さなリストは、入力し直すのが最も早いでしょう。

よくある質問

Mac、iPad、iPhone向けのThings 3の代替には何がありますか?

Appleのデバイスなら、OmniFocus、Appleのリマインダー、TandemLoopが代表的な代替です。OmniFocusは、カスタムパースペクティブを備えた本格的なGTDシステムを求める人向けで、リマインダーは最初から入っていてシンプルです。TandemLoopは、カスタムビューを備え、すべてをiCloud Driveに保存し、AIエージェントが隣で一緒に作業します。

Apple自身のToDoリストはありますか?

はい。iPhone、iPad、Mac、Apple Watchのリマインダーです。iCloudで同期し、リスト、タグ、フィルタ付きのスマートリスト、カラム表示に対応し、ほかのiCloudユーザと共有できます。マイルストーン付きのプロジェクト、「待機対象」のようなステータス、ファイルを通じたAIエージェントとの共同作業には対応していません。

買い切りのThingsの代替はありますか?

TandemLoopは買い切りではありません。サブスクリプションで月額4.99ユーロまたは年額49.99ユーロ、いずれも1か月の無料トライアル付きで、Mac、iPad、iPhoneでまとめて使えます。OmniFocusはApp Storeで永続ライセンスとして購入できます。Things自体はプラットフォーム(Mac、iPhone、iPad)ごとの買い切りです。

ThingsやOmniFocusからタスクを移行できますか?

TandemLoopにはインポート機能がありません。OmniFocusはMacでCSVなどの形式に書き出せ、Thingsはデータをデータベースファイルとしてバックアップします。ファイルにアクセスできるAIエージェントにそうした書き出しファイルを読ませ、項目をプロジェクトとタスクとして作成させることはできます。その後、Appで結果を確認してください。

TandemLoopはOmniFocusのようにGTDに使えますか?

はい。TandemLoopには、インボックス、次のアクション、待機対象、延期日、タグ、順次または並行で進むプロジェクトがあります。「待機対象」や「週次レビュー」のようなビューは、自分で作るか、エージェントに作ってもらいます。

TandemLoop自体はAIですか?

いいえ。TandemLoopには独自のAIはなく、第三者のサーバにデータを送ることもありません。ファイルの読み書きを許可されたAIエージェントであれば、たとえばClaude Code、Codex、Cursor、Gemini CLIなどが隣で作業できます。エージェントがなくても、TandemLoopは完全なToDoアプリです。

TandemLoopはWindowsやAndroidで使えますか?

いいえ。TandemLoopはMac、iPad、iPhone専用で、同期はiCloudだけで行います。WindowsやAndroidでも作業するなら、TodoistのようなクロスプラットフォームのAppのほうが適しています。

自分のタスク、自分のビュー、
自分のエージェント。