比較
AIエージェントと働く人のためのTodoistの代替
Todoistは、最も広く使われているToDoアプリの1つです。Todoistの代替を探しているなら、何が足りないのかを正直に見直すことが役立ちます。ここではTandemLoopとTodoistを比較し、Microsoft To DoとTickTickの位置づけも示し、Todoistのままのほうがよい人についても触れます。
Todoistから乗り換える理由
Todoistはほぼどのデバイスでも動き、タスクの入力が速く、機能も豊富です。それでも乗り換える人は、たいてい次のいずれかを理由に挙げます。
- 無料プランの制限。無料の「Beginner」プランでは、アクティブな個人プロジェクトは5つ、フィルタビューは3つまでです。カレンダー表示にはProが必要です。
- 提供元にあるデータ。Todoistは独自のアカウントを使うクラウドサービスです。プライバシーポリシーによると、データは米国などで処理されます。タスクを自分のファイルとして手元に置きたい場合、書き出す以外に方法はありません。
- ビュー。Todoistはプロジェクトをリスト、ボード、カレンダーで表示し、フィルタを備えています。表、アジェンダ、複数のプロジェクトにまたがるダッシュボードなど、ほかの表示形式が必要になると、代替を探し始めます。
- AIエージェントとの共同作業。Claude Code、Codex、Cursorと毎日働いているなら、エージェントに同じプロジェクトを見て、タスクを引き受け、結果を返してほしいと考えます。Todoistはそのために、MCPサーバとAPIを用意しています。ただ、間に提供元のアカウントを挟まず、エージェントにデータを直接扱ってほしいと考える人もいます。
Todoistの代替で大切なこと
乗り換える前に、5つの問いを考えます。
- どのデバイスを使っているか?WindowsのPCとAndroidのスマートフォンを行き来するなら、クロスプラットフォームのAppが必要です。Mac、iPad、iPhoneだけなら、選択肢は広がります。
- データをどこに置きたいか?提供元のサーバか、自分のiCloudか、自分で開けるファイルか。
- 1人で作業するか、チームで作業するか?共有プロジェクトや権限に対応していないAppもあります。
- どのメソッドに従いたいか?GTDにはインボックス、次のアクション、「待機対象」が、かんばんにはボードが必要です。
- AIにどんな役割を求めるか?タスクの入力を手伝う組み込みのAIと、プロジェクト内のタスクを自分で完了させるエージェントは別物です。
TandemLoopとTodoistの比較
料金と機能は2026年10月時点、Todoistの公式サイトによるものです。TandemLoopは近日App Storeで公開予定です。ほかの通貨での価格はApp Storeに表示されます。
| TandemLoop | Todoist | |
|---|---|---|
| プラットフォーム | Mac、iPad、iPhone | Web、Windows、Mac、Linux、iPhone、iPad、Android、Apple Watch、Wear OS、ブラウザ拡張機能 |
| データ形式と保存場所 | iCloud Drive内のフォルダにあるテキストファイル。独自サーバなし | 提供元のクラウドサービス。プロジェクトごとのCSV書き出し、Proではバックアップ |
| アカウント | 不要。Appleアカウントだけ | 必要。Todoistアカウント |
| AIエージェントとの共同作業 | AIは非搭載。Claude Code、Codex、Cursorなど、ファイルにアクセスできるエージェントがタスク、プロジェクト、ビューを直接読み書き | 組み込みのAI「Todoist Assist」。Claude、ChatGPTなど向けの公式MCPサーバとAPI |
| ビューとかんばん | リスト、表、ボード、アジェンダ、カレンダー、マルチビュー、ダッシュボードで作るカスタムビュー | リスト、ボード、カレンダー(カレンダーはPro)。フィルタは無料プランで3つ |
| GTD | インボックス、次のアクション、待機対象、延期日、順次プロジェクト | プロジェクト、ラベル、フィルタで実現可能。提供元によるガイドとテンプレート |
| ほかの人との共同作業 | 想定していない | 共有プロジェクト、チームプラン |
| 料金 | 月額4.99ユーロまたは年額49.99ユーロ、1か月無料、ファミリー共有。サブスクリプションなしでは閲覧専用モード | Beginnerは無料。Proは月額7ユーロまたは年額60ユーロ。Businessは1ユーザあたり月額10ユーロ |
最大の違いは、タスクがどこにあるかです。Todoistはタスクを自社のサービスに保存し、App、連携機能、エージェントはそのインターフェイスを通じてアクセスします。TandemLoopは、Appとエージェントが共有するiCloud Drive内のフォルダにタスクを置きます。
2つの経路
エージェントがタスクにたどり着くまで
- AIエージェント例:Claude、ChatGPT、Cursor
- MCPサーバまたはAPIOAuthでサインイン
- Todoistアカウントタスクは提供元のサーバに
- TodoistのAppWeb、Windows、Mac、Linux、iOS、Android
- AIエージェント例:Claude Code、Codex、Cursor
- iCloud Drive内のフォルダエージェントがタスク、プロジェクト、ビューを直接読み書き
- TandemLoopのAppMac、iPad、iPhone
TandemLoopでエージェントが引き受けること
タスクをエージェントに割り当てます。たとえばプロジェクト「オンライン講座」の「レッスン2の台本を書く」。エージェントはタスクのある場所でそれを見つけ、完了させ、結果をタスクに添付します。APIキーや承認など、自分からの何かが必要な場合は、自分宛てのタスクを作成します。インボックスを処理し、優先順位を提案し、頼めば新しいビューも作ります。どこまで任せるかは、タスクごとに決めます。実行する、先に下書きを用意する、始める前に確認する、のいずれかです。
TandemLoopには独自のAIはありません。すでに使っているエージェントを使い、そのエージェントにデータフォルダへのアクセス(通常はMac上)を与えます。詳しくはAIエージェントとタスクを共有のページで、そのほかのすべての機能はMac、iPad、iPhone向けのToDoアプリのページで紹介しています。
そのほかの代替:Microsoft To DoとTickTick
Microsoft To Do
Microsoft To Doは個人のMicrosoftアカウントがあれば無料で、Windows、Mac、iPhone、iPad、Android、ブラウザで動きます。タスクはアカウントのExchange Onlineメールボックスに保存され、Outlookでフラグを付けたメールがタスクとして表示されます。すでにOutlookとMicrosoft 365を使っているなら、To Doは自然でシンプルなTodoistの代替です。ボード表示や簡単なCSV書き出しについて、Microsoftは説明していません。
TickTick
TickTickはiPhone、iPad、Android、Windows、Mac、Linux、ブラウザで動きます。リスト、かんばん、カレンダー、タイムラインの表示に加え、アイゼンハワー・マトリクス、ポモドーロタイマー、習慣トラッカーを備えています。AIエージェント向けには公式のMCPサーバがあり、TodoistやMicrosoft To Doからデータをインポートできます。無料プランには制限があり(リストは約9つ)、提供元によるとPremiumは年額49.99ドルです(2026年10月時点)。データは米国のAmazon Web Servicesに保存されます。
Appleのデバイスだけを使うなら、比較記事Things 3の代替でThings、OmniFocus、Appleのリマインダーも取り上げています。
Todoistのほうが合う人
- Apple以外のデバイスも使う場合。TodoistはWindows、Android、Linux、ブラウザで動きますが、TandemLoopはMac、iPad、iPhoneだけです。
- チームで作業する場合。共有プロジェクトとBusinessプランはTodoistの一部です。TandemLoopはチーム向けのツールではありません。
- 無料のAppを探している場合。多くの個人用リストにはBeginnerプランで十分です。TandemLoopはサブスクリプションでしか使えません。
- 組み込みのAIが欲しい場合。Todoist Assistには、音声入力「Ramble」やフィルタ作成の手助けなどの機能があり、自分でエージェントを用意する必要はありません。
- 多くの連携機能が必要な場合や、ブラウザのChatGPTなどのチャットアシスタントからタスクにアクセスしたい場合。それにはTodoistのMCPサーバが適しています。TandemLoopには、ファイルにアクセスできるエージェントが必要です。
TandemLoopが合うのは、Appleのデバイスで作業し、Claude Code、Codex、CursorなどのAIエージェントと働き、タスクを手元に置いておきたい場合です。
Todoistからの乗り換え
TandemLoopにはインポート機能がありません。TodoistはプロジェクトごとにCSVファイルを書き出せます。Proプランでは、プロジェクトごとに1つのCSVファイルを含むバックアップも使えます。完了済みのタスクは書き出しに含まれません。
無料トライアルの1か月間は両方のAppを並行して使い、TandemLoopで実際のプロジェクトが回り始めてから乗り換えることもできます。
よくある質問
Todoistの代替には何がありますか?
クロスプラットフォームでは、Microsoft To DoとTickTickが最もよく知られた代替です。Microsoft To DoはMicrosoftアカウントがあれば無料で、TickTickはかんばん、カレンダー、ポモドーロタイマー、習慣トラッカーを備えています。Appleのデバイスだけを使うなら、Things 3、OmniFocus、TandemLoopから選べます。TandemLoopはタスクをiCloud Driveに保存し、AIエージェントがそれを直接扱えます。
Microsoft To Doの代替には何がありますか?
TodoistとTickTickは、Microsoft To Doと同じくWindows、Android、Mac、iPhone、ブラウザで動き、ボード表示も備えています。Appleのデバイスなら、Appleのリマインダー、Things 3、OmniFocus、TandemLoopが選択肢です。
無料のTodoistの代替はありますか?
Microsoft To Doは個人のMicrosoftアカウントがあれば無料で、TickTickには制限付きの無料プランがあり、AppleのリマインダーはAppleのデバイスに最初から入っています。TandemLoopは無料ではありません。月額4.99ユーロまたは年額49.99ユーロで、最初の1か月は無料です。
Todoistからタスクを移行できますか?
TandemLoopにはインポート機能がありません。TodoistはプロジェクトごとにCSVファイルを書き出せますが、完了済みのタスクは含まれません。ファイルにアクセスできるAIエージェントにCSVファイルを読ませ、項目をプロジェクトとタスクとして作成させることはできます。その後、Appで結果を確認してください。
TodoistにもMCPサーバがあります。TandemLoopとの違いは?
Todoistでは、エージェントはMCPサーバかAPIを通じて、提供元にあるアカウントにアクセスします。TandemLoopでは、すべてのタスク、プロジェクト、ビューがiCloud Drive内のファイルで、エージェントはそれを直接読み書きします。間にサーバはありません。そのため、ビュー、エリア、カスタムフィールドも作成できます。そのためにはファイルへのアクセスが必要なので、Mac上のClaude Code、Codex、Cursorなどのエージェントを使います。
TandemLoopはWindows、Android、ブラウザで使えますか?
いいえ。TandemLoopはMac、iPad、iPhone専用で、同期はiCloudだけで行います。Windows、Android、ブラウザで作業するなら、Todoist、Microsoft To Do、TickTickのほうが適しています。
TandemLoopをチームで使えますか?
TandemLoopは、チーム向けのツールではなく、1人のユーザとそのAIエージェントのために作られています。権限やコメント付きの共有プロジェクトは、Todoistのチームプランやプロジェクト管理のAppで使えます。